①適摘(てきさい:お茶摘み)
太陽光を遮られた茶園では、八十八夜が過ぎると、お茶の新芽は5枚以上展開し、これ以上葉が展開しない葉が開き始めると茶摘みの始まりです。抹茶の茶摘は、煎茶や玉露の茶摘み(1芯2葉といわれます)とはちがい、「しごき摘み」という手法で茶摘みを行います。手で、葉の感触を確かめながらお茶摘を行います。 |
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②1のように摘み取られた茶葉は、荒茶製造工場にて、荷受を行います。これを、「芽受け」といいます。芽受けをされた茶葉は、蒸れない様、送風機付きの芽受け専用コンテナを用い、茶葉の品質劣化防止・品質維持を行います。 | |
③茶葉を入れていたコンテナから、荒茶製造工程に入っていきます。コンテナから、茶葉を機械に投入していきます。 | |
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④機械に投入された茶葉は、蒸されます。これは、茶葉の酵素の活動を止め、酸化を止めます。ここで、茶葉の覆い香や、抹茶の美しい緑色が決まります。とっても神経の使う作業となります。 |
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⑤ネットで覆われた冷却用のところ(通常あんどんと呼びます)を、送風機を用い飛ばしながら、冷却と攪拌を行います。乾燥用の炉に入る網の上に重ならないように落ちていきます。 |
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⑥乾燥 蒸した茶葉を乾燥させます。あんどんから、網の上に乗った茶葉は、100度以上の乾燥炉の中に30分程度乾燥されます。 |
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⑦乾燥した茶葉は、大きな茎や、乾きにくい部分を取り除きます。 |
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⑧こうして出来上がった荒茶を、袋につめ、仕上げの工程へと進んでいきます。仕上げ工程にいくまでは、冷蔵庫で低温にて保管されます。 |